C-Popを聞く― 私的間違いない編 vol. 1 [あれこれ]
私的な2020年の変化の一つは、音楽配信を聞くようになったこと。
その昔、視聴もせずに、FMラジオで聞いた記憶だけを頼りに、クラッシックのレコードを買っていた時代と比べると夢のようだ。
C-popとは中国語のpopの意味。C-popはもう20年もお気に入りの曲を聴くだけで、全くアップデートされてこなかったが、配信のおかげで、20年分のアップデートを行ったので、少し紹介してみる。
まず、私的に間違いないアーティスト
1 Beyond
香港のロックバンド。メインボーカルで作曲作詞をしていた黄家駒は、日本のテレビ収録中の事故で亡くなった。その後も「Beyond」は続いていた(黄家駒の弟がいたので)が、この時代のものは良くない。これだけの才能が、香港のような小さな地域にあったことも驚きだし、若くして亡くなってしまったのが、本当に惜しまれてならない。多分、今も香港人の誇りだと思う。
ちなみに北京語や日本語で歌っているものもあるが、発音が不自然で聞くに堪えない。
好きな曲
海闊天空
「請願諒我這一生不羈放縦愛自由」(私がほしいままに生き、自由を愛したことを許して欲しい)というサビの部分が最高。いま聞いても全く色あせていない。雨傘運動の時に歌われて「地下国歌」と言われたそうだ。
情人
午後怨曲
上の2曲よりも、ロック。とっつきにくいが、聞けば聞く程良い曲。
光輝歳月
人種差別反対キャンペーンのために作られた曲。香港でのライブでこの歌を歌う前に黄家駒が「僕たちはこんなに安全で、こんなに自由な場所に生きている」と話していたが、今は昔。
俾面派對
Beyondのロックらしい曲。
2 林憶蓮 (サンディ・ラム)
香港の女性歌手。広東語と北京語で歌っている。声質が良い。歌も非常に上手い。昔、NHKの歌番組で1曲だけ歌っていたのを見て、「上手い」と思った。上のBeyondの海闊天空と情人をカバーしていて、どちらも本当に良い。カバーでない曲より良いかもしれない。1980年代から活躍しているが、歌唱力が全く衰えていない。ただ、曲は若いころのものの方が良いものがある。
好きな曲
為你我受冷風吹
詩不達意
願 (広東語)
愛上一個不回家的人
(続く)
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