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C-Popを聞く―私的お気に入り編 Vol.3 [あれこれ]



の続き


5. Fire EX. (滅火器)


台湾のロックバンド。主に福建語(台湾語、閩南語)で歌っている。バンド名は、「消火器」の意味。


福建語の歌といえば、「夜店で売っているカセットテープの演歌」のイメージしかなかった(単に私が数十年前の貧しい思い込みを引きずっていただけだが)ので、現代風のロックに福建語の歌詞というのが、まず衝撃だった。

しかし、広東語のポップスがあるのと同じように、福建語のポップスがあっても全くおかしくないはずで、今は全く福建語の歌詞に違和感はない。但し、聞いても意味は全く分からないし、歌詞を見ても意味は半分程度しかわからない。

北京語が話せない(=北京語で歌えない)香港人がいるのとは違い、台湾の人は誰も北京語が話せる。北京語で歌った方が圧倒的にマーケットが大きいのに、あえて福建語で歌うというのはそれだけ台湾に対する愛着があるということで、実際、曲にも台湾への愛着を込めたものや社会的な歌詞のものも多い。2014年に学生が台湾の議会を占拠した「ひまわり運動」の時に「島嶼天光」という歌を、学生の依頼で作っている。


北京語や日本語で歌っているものもあるが、福建語の方が良い。ちなみに日本語のものは、ボーカルが日本語で歌詞を書いているようだ。


晩安台湾 (福建語)


長途夜車 (福建語)


海上的人(福建語)




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