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C-Popを聞くー2022年編 [あれこれ]

さすがに2022年に1回も更新しないのは、気になるので、とりあえず引き続きのお題を・・・。


2022年良く聞いた曲、発見した曲


1 無名的人  毛不易 (普通語)


中国映画の主題歌で、最近の曲。大都会に出稼ぎに来ている地方からの労働者を「無名の人」として、これらの無名の人それぞれに敬意を表するという内容の歌詞。都会の片隅で単純労働に従事する労働者それぞれに故郷があり、家族があり、人生があり、名前があることを唄う。「都会の背景の声なき人」という表現がうまい。

毛不易は、中国大陸の歌手で、自分で曲も作っている。ほかに「平凡的一天」などもよい。


2 追/今生今世 陳潔儀 (広東語)


陳潔儀は1990年代から活躍している歌手で、名前は前から知っていたものの、あまり聞いたことがなかったが、上手い。この曲は、もともとレスリーチャンが歌っていた曲をカバーしたものだと思う。ちなみにレスリーチャンの歌、何曲か改めて聞いてみたが、上手いとも思えなし、声も好みではないし、どうして歌を歌っていたのだろう、俳優だけでもよかったのに、と思う。

陳潔儀には非常に多くの曲を歌っているので、他にも良い曲はありそう。


3 爛泥 彭羚 (広東語)

彭羚は、2000年代初めにすでに引退した女性歌手。

この曲は、曲も歌声も素晴らしいのだが、歌詞が奇抜で、まず、「爛泥」というのは、「どろどろの泥」という意味。そして、歌詞の内容も、「私は泥土の中で腐って、あなたの養分になります」みたいなことをずっと歌っている。殺人事件の被害者の歌か?というくらい、まず聞いたことのない強烈な歌詞。

歌詞がわからず聞いた方が良いかも。

ほかに「完全因你」や、少し古めの曲にも良いものがある。


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C-popを聞くーこの曲は編 vol.3 [あれこれ]



7 杠得住  黄鴻昇 柯有倫 竇恵孔


台湾の男性歌手3人(別別に活動している)による歌。タイトルの杠得住とは、「持ちこたえられる」というような意味。タイトルのとおり、明るく前向きな歌詞とメロディに、肩の力が抜けた楽しそうな歌い手の声が良く合っている。


8 細水長流 王菀之 (広東語)


王菀之は香港の女性歌手、シンガーソングライター。この曲は古い曲で、林憶蓮など複数の歌手がカバーしているが、私が聞いた中では、これが一番良い。

海へと向かう川の流れを、人への想いに託した歌詞で、上品で趣がある歌詞だなと思ったら、林振強による歌詞だった。


9 願温柔的你被世界温柔以待 緑繍眼 


緑繍眼は台湾のバンド。タイトルは、「優しいあなたに世界が優しくしてくれますように」というような意味。


ちなみに「温柔」は、中国語圏で、日本人女性を形容するのにしばしば使われる言葉で、「優しい」という意味もあるが、「おとなしい」に近い。口答えをしない、自己主張をしない、従順である、まめまめしく食事の世話をしてくれる、ビールを注いでくれる、というのと紙一重なので、中国人の男が「日本人女性は温柔だから好きだ」と言うのを聞くたびに私はムカついていた。まあ、中国女性(特に大陸の)と比べれば、その気持ちは分からなくもなかったが。


この曲は、静かな曲調で、かつサビの部分が良く耳にのこる美しい歌。ボーカルの声も、とても「温柔」である。






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C-popを聞くーこの曲は編 Vol.2 [あれこれ]

Vol.1の続き


4 我打工的珈琲廳  那我憧你的意思了


那我憧你的意思了は台湾のロックバンド。すでに解散している。

曲のタイトルは、直訳すると、「私の働いているカフェ」だが、「バイト先のスタバにて」というイメージ。

この曲は、平易な言葉だけで、ありふれた市井の人達の日常を活き活きと描写し、それらの普通の人々の日常を抱きしめるような歌。メロディーも歌声も悪くないが、この歌詞でなければそんなに気に入らなかっただろうと思う。


5 高山低谷(広東語) 林奕匡


林奕匡は香港のシンガーソングライター。この曲は作曲だけしており、作詞は別人による。

サビの部分が「幾多の人が山の頂に居て、倦み疲れた私を見下ろしているのだろう」と歌っており、全体にわたるもの悲し気な歌詞と曲調が良く合っている。


6 披星載月的想你  告五人


告五人は台湾のバンド。この曲は、非常に聞きやすく、全体として美しく洗練された雰囲気。ちなみに「披星載月」とは、日本語の辞書にも載っていて、「朝早くから夜遅くまで」のような意味らしい。勉強になる。

他の曲も、静かでちょっと洒落た感じの曲が多い。




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C-Popを聞く―私的お気に入り編 Vol.3 [あれこれ]



の続き


5. Fire EX. (滅火器)


台湾のロックバンド。主に福建語(台湾語、閩南語)で歌っている。バンド名は、「消火器」の意味。


福建語の歌といえば、「夜店で売っているカセットテープの演歌」のイメージしかなかった(単に私が数十年前の貧しい思い込みを引きずっていただけだが)ので、現代風のロックに福建語の歌詞というのが、まず衝撃だった。

しかし、広東語のポップスがあるのと同じように、福建語のポップスがあっても全くおかしくないはずで、今は全く福建語の歌詞に違和感はない。但し、聞いても意味は全く分からないし、歌詞を見ても意味は半分程度しかわからない。

北京語が話せない(=北京語で歌えない)香港人がいるのとは違い、台湾の人は誰も北京語が話せる。北京語で歌った方が圧倒的にマーケットが大きいのに、あえて福建語で歌うというのはそれだけ台湾に対する愛着があるということで、実際、曲にも台湾への愛着を込めたものや社会的な歌詞のものも多い。2014年に学生が台湾の議会を占拠した「ひまわり運動」の時に「島嶼天光」という歌を、学生の依頼で作っている。


北京語や日本語で歌っているものもあるが、福建語の方が良い。ちなみに日本語のものは、ボーカルが日本語で歌詞を書いているようだ。


晩安台湾 (福建語)


長途夜車 (福建語)


海上的人(福建語)




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C-Popを聞くー私的お気に入り編 Vol.2 [あれこれ]

Vol.1の続き。


3 李栄浩

中国大陸の男性シンガーソングライター。中国一貧しいと言われる安徽省の出身。中国語のWikiによると「回族」(ムスリム)とある。

ハスキーな声と、聴きやすい曲調。「李白」という曲は歌詞が面白く、有名な中国の詩人李白のことだと思われるが、「やり直せるなら、私は李白のようになりたい」とうたっている。


李白


耳朶


喜劇之王



4 綿花糖 (katncandix2)

台湾の男女2人のユニット。既に活動休止している。男性が作曲とギター、女性がボーカル、作詞は共同。アコースティックなギターとのびやかな女性の歌声がとても良い。歌詞は瑞々しい感性を感じるが、決して子供っぽくはない。ボーカルの女性(小球)は今は一人で歌手活動をしているが、聞いてみても綿花糖時代ほど良いとは感じられない。この組合わせでないと出せないものがあったのだろう。(これを書くために少し調べていたら、今月になってフェイスブックに活動再開を仄めかすような投稿があった。復活するのだろうか。)


再見王子


東京下雨了


馬戯園公約


時空膠嚢


2375


欠一個勇敢







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C-popを聞くー私的お気に入り編 Vol.1 [あれこれ]

間違いない編につづいて、そこまで鉄板ではないが、かなり気に入ったアーティスト編。ここからは、最近になって知ったアーティストばかり。


1 岑寧兒 (Yo Yo Sham)

香港出身の女性シンガーソングライター。優しい響きの声が好み。曲は、「オルタナティブ」に分類されるような、ジャズクラブでも歌われていそうなものも多い。実際、北京のブルーノートで歌ったライブアルバムが出ていて、このアルバムはとても良い。


如果我是一首歌


追光者


你知道自己是誰嗎


常願意(広東語)



2 呉青峰

台湾の男性歌手。シンガーソングライター。Sodagreenというバンドで楽曲を作りボーカルをしていたが、最近一人で活動中。多数の歌手に楽曲を提供している。女性の声かと思うような高い独特の声。容姿も細身で妖しい雰囲気。


歌颂者


蜂鳥










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C-Popを聞く― 私的間違いない編 vol. 2 [あれこれ]

Beyond、林憶蓮に続いての、間違いない編。Vol.1はこちら。


3 張恵妹(a-mei)


台湾の女性歌手。原住民族出身。どんな楽曲でも歌いこなせる歌唱力と、圧倒的な声量。まさに女王の貫録。どの歌を聞いても、あまり「これは良くない」というものはない。


聴海


連名帯姓


没有煙抽的日子  

上の2曲は非常に人気のある曲なので、あえて「隠れた名曲」風のものを選んでみた。「吸うたばこがない日々」という意味。



4 王菲 (Faye Wong)


中国大陸出身の女性歌手。A-meiやサンディ・ラムとの違いは、間違いなくルックスも良いということ。香港在住時にデビューしたので、広東語でも歌っている。まだ若いころの香港でのコンサートの映像を見ていたら、「今日歌った歌の中には、本当は私が歌いたくない歌もたくさんありました。」などとステージで言っていて、相当自信家で自己主張が強そう。実際、浮遊感のある独特の歌い方で、個性的。


夢中人 (広東語)  洋楽のカバー


匆匆那年


曖昧(広東語)









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C-Popを聞く― 私的間違いない編 vol. 1 [あれこれ]

私的な2020年の変化の一つは、音楽配信を聞くようになったこと。

その昔、視聴もせずに、FMラジオで聞いた記憶だけを頼りに、クラッシックのレコードを買っていた時代と比べると夢のようだ。


C-popとは中国語のpopの意味。C-popはもう20年もお気に入りの曲を聴くだけで、全くアップデートされてこなかったが、配信のおかげで、20年分のアップデートを行ったので、少し紹介してみる。


まず、私的に間違いないアーティスト


1 Beyond 


香港のロックバンド。メインボーカルで作曲作詞をしていた黄家駒は、日本のテレビ収録中の事故で亡くなった。その後も「Beyond」は続いていた(黄家駒の弟がいたので)が、この時代のものは良くない。これだけの才能が、香港のような小さな地域にあったことも驚きだし、若くして亡くなってしまったのが、本当に惜しまれてならない。多分、今も香港人の誇りだと思う。

ちなみに北京語や日本語で歌っているものもあるが、発音が不自然で聞くに堪えない。


好きな曲


海闊天空

「請願諒我這一生不羈放縦愛自由」(私がほしいままに生き、自由を愛したことを許して欲しい)というサビの部分が最高。いま聞いても全く色あせていない。雨傘運動の時に歌われて「地下国歌」と言われたそうだ。


情人


午後怨曲 

上の2曲よりも、ロック。とっつきにくいが、聞けば聞く程良い曲。


光輝歳月

人種差別反対キャンペーンのために作られた曲。香港でのライブでこの歌を歌う前に黄家駒が「僕たちはこんなに安全で、こんなに自由な場所に生きている」と話していたが、今は昔。


俾面派對

Beyondのロックらしい曲。


2 林憶蓮 (サンディ・ラム)


香港の女性歌手。広東語と北京語で歌っている。声質が良い。歌も非常に上手い。昔、NHKの歌番組で1曲だけ歌っていたのを見て、「上手い」と思った。上のBeyondの海闊天空と情人をカバーしていて、どちらも本当に良い。カバーでない曲より良いかもしれない。1980年代から活躍しているが、歌唱力が全く衰えていない。ただ、曲は若いころのものの方が良いものがある。


好きな曲


為你我受冷風吹


詩不達意


願 (広東語)


愛上一個不回家的人


(続く)







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専門家会議は安倍のオトモダチ? [あれこれ]

新型コロナウィルスの件で、今の政権がいかに国民を守ることができないかということがよくわかった。役人が無能だとは思わない。安倍政権が悪いし、それに逆らえない役人も悪い。


私が1月に武漢肺炎のニュースを見たころから思っていたこと。


 春節に中国人が多数来日する。その前に入国制限すべきでは?


 湖北省など一部地域からの入国制限ではなく、中国からの入国を全面禁止すべき。武漢滞在歴なんて自己申告させたってザルでしょ。


 クルーズ船の乗客は、下船したら隔離すべき。


 一斉休校要請?安倍が何もしていなので、ドラスティックな対策をしているポーズを取りたかっただけ。


 最近の専門家会議の「若い人がウィルス広げている」説は、「休校に科学的根拠がない」批判をかわすためだ な。専門家会議って安倍のオトモダチ?


 PCR検査の件数の低さは、明らかに名目上の感染者数を抑えるため。陽性でも治療法がないというのは言い訳にならない。疫学的には絶対に必要ではないか。


 マスクは、台湾でも韓国でも香港でもそこそこ買えるのに、日本では買えない。この状況を恥じるべきだ。


 情報公開がない。感染者の住所や立ち寄り場所場所、利用した交通機関の情報がない。中国ではこのような情報が事細かに開示されているし、スマホで利用できるシステムがある。


 メディアが忖度しすぎ。安倍が聞かれたくないことを聞いてくれるのは野党議員しかいない。


 安倍はオリンピックをやりたいのかもしれないが、オリンピックをやったら、そこからまた日本国内に感染が広がるリスクはどうしてくれるの?


 前から思っていたけど、マジ安倍やめろと思う。震災の時の菅直人の方が良かったという評価を見たが、少なくとも菅直人が首相だったら、中国人の全面入国禁止くらいはすぐやっていただろうなと思う。結局、国民のことを思っているかどうかという違いだろう。





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死者をストーキングする [あれこれ]

好きだったブログの作者が亡くなった。


末期のがんの方だった。文章が上手く、面白く、価値観に共感できるところがあり、またがんに対して、冷静にドライに対処しているところが、「私も同じ立場になったらこうなりたい」と思う生き方だった。


最後の投稿はだから非常に残念だった。もっとその人の書くものを読みたかった。そんな思いで、その人の古い(病気になる前の)ブログを注意して読むと、住んでいたところはおそらく近隣地区(新幹線で一駅位)だと思われた。そうするとさらにその人のことを知りたくなり、他に書いたものがないか、どのように亡くなったのか、調べてみようと思った。


住んでいるだいたいの地域はわかる。あとは、会社も同じ地域にあるらしいことはわかる。そしてその会社は、おそらく従業員100人以上はいるある程度の規模があり、しかも福利厚生もちゃんとしているまともな企業。そんな会社が田舎にあるかな、フェイクを入れていて本当は会社は東京では?と思ったが、よくブログを読むと、会社のだいたいの業種が分かった。そして、その地域にある、その業種で、ある程度大きい会社というので、私に思いつく会社は一つしかなく、その会社のWebページを見てみた。


そうしたら、コンテンツの中のコラムに、私が好きだったブログと同じ匂いのする文章と写真を見つけた。筆者の名前もある。会社の中の役職や職種もブログの内容と合致する。ブログにはなかった、顔の写っている写真もあった。さらに実名で検索すると、ブログの中に書かれていたとおりの家族も見つかった。


お名前が分かっても、顔が見れても、その人はもういないのだし、新幹線ですれ違うこともないのだけれど。でも何だか安心した。その人は本当にこうやって生きていて、会社で活躍していて、きっと部下にも慕われていたのだろう。


ちなみに、調べ始めてから名前にたどり着くまで、10分もかからなかった。ネットって怖い。




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